2016年5月末に閉鎖された「エスパークス公式サイト」のドメイン『esparks.jp』が得体のしれないサイトのドメインとして乗っ取られたことが判明しました。
なぜこのような事が起きたのでしょうか?
公式サイトの閉鎖後、ドメインが更新・譲渡されずに放棄された
「エスパークス公式サイト」は2016年の5月末に閉鎖されましたが、現在オフィシャルに準じるサイトは2つあります。
San-xネットにある紹介ページ→こちらから
公式インスタグラムアカウント→こちらから
そのほか、LINEスタンプやTHUNDERBOXとのコラボなど現在も様々な形で展開しています。
一方、公式サイトは閉鎖後、ドメインは更新されることなく再取得専門業者に取得されてしまったようです。
2016年後半にはドメインがSedoというドメイン売買サイトに売りに出されているのが確認できます。
Archive.orgより→esparks.jp – This website is for sale! – エスパークス Resources and Information.
「エスパークス」はサンエックスが権利を持っていると同時に登録商標でもあります。
ドメインもブランドの一つであり大切な財産なのです。
ドメインが第3者に取られるとどんなことが起こるのか?
ドメイン名を乗っ取られると、そのドメインとは無関係なコンテンツを表示させることはもちろん、詐欺や犯罪に使うこともできてしまいます。その結果、そのブランドに対して大きなダメージが与えられかねません。
今日では多くの企業やブランドがドメインを取得するのが当たり前で、アダルトサイトなどに使われないよう『保護』の目的でも取得するようになっています。
ポルノサイトにドメインを取得され、さらに信じられないようなタイトルが付けられる
『esparks.jp』は第3者に購入され、2017年5月現在ポルノサイトに使用されています。
ここまではよくあることなのですが、サイトのタイトルに『~エスパークスの結末』という言葉が入っているため、「エスパークス 結末」などで検索すると10番目ぐらいにヒットしてしまいます。
こうなってしまうのは「esparks.jp」というドメインが価値のある中古ドメインだからです。
近年は中古ドメインを利用したSEO手法に対して検索エンジンは様々な対策を講じているため、必ずしも上位表示されることが無くなりつつあるようですが、それでも先に上げたようなタイトルで「釣り」をしているわけですからある意味悪質でファンとして許せない手法であることだけは確かです。
ドメインは財産
せめて公式サイトを閉鎖する時にサイトを運営する業者とサンエックスとの間でドメインの譲渡を行ってしばらくの間ドメインを保護していればこのような事にはならなかったと思うだけに残念です。
ドメインは一度失効してしまうと取り戻すことが非常に困難になります。
ドメインを取得していると、ドメイン更新期限にしつこいくらいこのような警告がメールで送られます。 今や法人個人関係なくドメインは今や財産でもあるのです。
ドメインの更新忘れが無いように「自動更新」を設定したりすることでドメインというブランドを意識してサイト運営に取り組んでいきたいですね。